HAPPY BIRTH DAY (スキ トキメキ ト キス)




『私、あなたのことが・・・好きなの。』
画面の女の子が男に告白をしている。

けっこう、普通の恋愛話っぽい。
主演の女の子は、まあ、可愛いかなーくらいの子で
男の方はと言うとはっきり言って・・・不細工。


「こういうのって、あんまり格好良いヤツ使わないのかなー?」
「不細工なヤツに夢見せてやるためじゃねーの。」
「ふーん。」
そんな普通な会話に安心していると、
突然それは始まった。



『あぁ〜ん』
女の子が、悩ましげな声をあげて男の舌に自分の舌を
からませはじめる。
たんなるディ−プキスなのに、さすがAVなだけあって どぎつくエロい。


 うわー うわー


ごくっと、つばを飲み込みそうになるのを隠すために、
机の上にあるカンを適当に取ってごきゅごきゅと飲み込む。

「お…おいチビ。
 お前、ソレ…」
「え?」
「…いや。
 俺ももらう」
と言って清嶺は自分も飲み物に手をのばした。


そうこうしてる間にも、ビデオは順調に進む。



『あっあっあんっっ』

女の子が四足をつかされて、後ろからやられている。

なんだかまともに見れなくなって、清嶺の方を見ると、
清嶺はなんともないような顔で画面を見ていた。


 こいつ、こんなのなんでも無いくらい経験してんのかなー。


考えた瞬間、AV男優の顔が清嶺に変わったような気がして
ボっと顔が赤くなった。
平常心を取り戻すように、もう一本カンをあけて
ジュースをあおるが、落ち着かない。

なんとなく自分の股間を見てみると、そこは ぷくっと主張し始めていた。


 う、うわー!!!ど、どうしようっ
 とりあえず、落ち着け俺ーー!!!!!!


ごきゅごきゅっと一気に飲み物を飲み干していると、

「なんだよお前
 たっちゃってるじゃん」

と、めざとく異変に気付いた清嶺がニヤニヤと笑った。


「う、うるへー
 しょーがねぇだるろぉ〜」

 はれ?ろれつが回らない。
 頭がぐらぐらする…


「弱いくせに一気に酒なんか飲み干すからだろ。」
「さけ?
 はれれ。うそぉ。おれ、酒なんてぇ〜…」

ふにゃーんと、世界が回る。
なのに、視覚と聴覚は健在で、
『あんあん』とあえぐ女の子の姿が妙にはっきり目にはいってくる。


「はれ〜。おれ、ろーしよぉ〜〜」
「とりあえず抜けば?」
「抜くってぇ??」

ふらふらとしていると、清嶺ががしっと腰をつかんだ。
妙に甘えたい気持ちになって、そのまま清嶺の肩に顔をこすりつける。

「らにらに〜。(なになにー)
 ねぇ。抜くって〜〜」

頭の中が、女の子の『あんんっ』と言う声で支配され、
エロエロハラヒレホロ〜ってかんじだ。



「・・・ったく。しかたねぇな。」
ぽすんと、ベッドに座らされる。
その横に、清嶺もどすんと座った。





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