<第5話/チェシャ猫と木の上の悪巧み(2)>

「ちょっ  馬鹿やろ っっ !!」
非難するが、猫科の動物特有のざりざりした舌で乳首をなめあげられると、
ぞくりとした快感が背中を走る。

「ん・・・んんっっ  や、 めろぉ」
説得力のない言葉。
今まで経験した事のない快感に、言葉は拒絶をしめしても
体はさからって言う事を聞かない。

白虎は、その舌を腹部に這わし、そのままペニスへとたどりつかせ、
密のそこを口に含んだ。

「んんんんっっっ 」
ざらざらした舌で裏すじを舐め上げられ、敏感なそこは
痛がゆいような刺激に先走りをあふれださせた。
その先走りを指ですくいとると、白虎は密の蕾にその指を挿入する。
ふだんから爪とぎをしているせいか、爪はするどくはとがっていない。
しかし、獣特有の、丸くカーブをえがいた爪が、密の
デリケートな内壁を引っ掻く。

「んっっ  い・・・ やめ・・・・っ」
なのに、痛いと言うよりはむずがゆいような、快感。
その刺激に、体がびくびくと波打つ。
「びゃ ・・・・ こぉぉっっ  ふぁっっ」
あえぎ混じりに呼ぶと、白虎はそれに反応したように指を抜き、
密の体をひっくり返した。

「っっ ??!」
四足をつかされ、後ろから犯される獣の交尾のときのような格好になる。

 こ、こんなとこでこんな格好でやったら落ちるっっ!!

しかし、白虎はそんなこと考えもつかないようで、嬉しそうに
密のお尻に自分のものをひっつけた。
その感触は、なぜか妙にさわさわしている。
密は、落ちないように注意しながらそぉっと後ろを振り返り、
白虎のものを見てみた。

 〜〜〜〜〜〜〜っ??!!!!!

白虎の性器は、全体的に短く薄白い体毛で覆われており、
人間の恥毛にあたる部分には、それらより少し長い毛が密集していた。

 やっぱ・・・ケモノ・・・

ちょっとの間、目を回していると、ふいにズズっと白虎のものが
中に割り入ってきた。

「んっ んんっっ!!!」
いつもの、挿入の圧迫だけではなく、柔らかい毛のついた
初めての感覚に体が戸惑う。
「密。力、いれてちゃ最後まで入らねェぞ。」
白虎は手を密の薄桃色の性器にのばし、丸い爪でやわらかく引っ掻いた。
そのまましごかれると、体に力が入らなくなる。
「あ・・・んっっ ぁっ」
そのスキを狙って、白虎は一気に腰をおし進めた。
ズズっと音をたてて動き出す。
「んっっ はっっ んんん  っっ」
白虎のそこの毛が、密の内壁をこそばすように刺激して、
むずがゆい甘さが体を支配しだした。
しかし、落ちてしまいそうな恐怖のせいで、快感に対して
素直に体が反応しない。
気持ちは良いけれど、かたく強張ってしまう。

 こ・・・怖ぇっっ
 落ちるっ ぜったい 落ちるぅぅっ!!

「密。なんかうわの空だなァ。」
「あ・・・たりまえ  だ  っっ  」 

 こんな 不安定なとこでっっ

力ない瞳でにらむと、白虎はうーんと少し考えるように
目をつむった。

「わかった。ここじゃ落ちそうで怖いんだな。
 じゃ、下へおりるよーぜ。」
そう言うと、白虎は挿入したまま密をお姫様抱っこしようと
密の足をもちあげた。
「ぅああっっ」
急な動きと、毛のせいでえぐられる快感が数倍に伝わる。

「やっっ も、 なにす  っ!!」
「しっかり しがみついてろよ。密。」
「え?! なっ、もしかして
 おいっっ
 うわ   っっっ  !!」

「えい」と小さく言うと、白虎は密をだっこして、
挿入したまま木から飛び降りた。

「うぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁあああああああああああ!!!!」
ひゅるるるる・・・・

とすん
「っひあっっっ!!」

着地の音と、密の悲痛な声があわさる。
着地の振動のせいで、これ以上ないというほどに密の
奥深くまで白虎のものが突き刺さった。

「っっっ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!」
遅れてきた激しい痛みに、言葉にならない。
じんじんするそこの、あまりの痛さに、目に涙がたまる。
その涙を、白虎はペロっとなめ上げた。
「痛かった?ごめんな・・・」
あまりにもすまなさそうな顔で言うので、密はつい
「へーき」
と、痛さを顔に出さないように言ってしまった。

「そっか。なら続きやろー。」
にぱぁっと笑う白虎を見て、密は「平気」と言ったことを後悔した。
しかし、言わなかったとしても、もうすでに次の刺激を求めて
体の奥がうずいてしまっている密には、そのまま去る事なんて
できるはずがなかった。

草の上に押し倒され、また後背位のポーズをとらされる。

「 ひ ・ そ ・ か 」
挿入されたまま、つつーっと背骨をなぞって舌を這わされ、
こそばゆいゾクゾク感で一度萎えてしまった密のペニスは
またむくむくと首をもたげてきた。

白虎が、ゆっくりと抜挿をはじめる。
「んっ・・・はぁっ」
木の上では、恐怖感に薄まされていた快楽が、安定感の良いところに
うつったせいで、直に感じられた。
内壁を擦る毛は、密の中からでる時に微妙に逆立って、
痛痒いような甘い痺れをうながす。

「んんんっっ」
「ひそか・・・」
白虎は密の腰に手をかけ、しっかりつかむと激しく突きたてた。
「ひぃっ!  う  は、ぁあ  っっ」

 こいつ、やっぱ ケモノ っっ !!
 でかいっっ

密の中は、いっぱいいっぱいに広がって白虎のものを受け入れている。
白虎は、密の首筋に後ろから噛みついた。
「んっっ」
白虎が動くと、それだけで白虎の性器の毛が密の前立腺を
煽るようにくすぐる。

「んっ ふぅ・・・ああっ」
「密。かわいい」
はむっと、とがった犬歯で耳たぶに噛み付き、そのまま
やわやわと口腔内でもて遊ぶ。
耳元で響くぴちゃぴちゃという音が、後ろで結合しているものを
思い出させて、さらに体が熱く高ぶった。
地面に生えている草が、さわさわと密のペニスをくすぐる。

「んっっ は ああ !!」
内壁をえぐられると、存在感のあるそれが頭の中をも
侵していく気がする。

「あ っっ も、もうっっ !」
激しい突きたてに、我慢がきかない。

「 びゃ  ・・・  っこ っっぉ 」
「密。」

名前を呼んで、白虎はさらに激しく腰を密の良いところに突きたてた。
密の背中がしなやかに反る。

「ひそか・・・」
白虎は、もう一度 密の名前をつぶやくと
フィニッシュを決めるように密の内壁を強くえぐった。

「ひぁぁああっっ!!」
「ぅっく・・・」

ひときわ高い声であえぎ、密が草の上に精液を放出すると、
いった瞬間の痙攣するような強い締め付けで、白虎も達した。





* * * * * * * * * * * * *





 ん・・・なんだこりゃ。
 ふわふわのもさもさ・・・

うーんと体を動かすと、白い柔らかな獣の毛らしきものが
背中をこそばした。

 ??!
 白虎??
 ・・・擬人化って、解けるんだ・・・

少しだけ振り返ると、人の形ではない、元の姿であろう虎の形の
白虎が、密に抱きついて眠っていた。
体にのしかかっている前腕をのけて、白虎から離れる。

密は自分の体を見て ぎょっとした。
一糸まとわぬ姿である。

 俺、もしかしなくても、
 外で、 や っ ちゃ っ た   ??!!!
 しかも、そのまま寝っっ・・・

羞恥で顔が赤く染まり、いてもたってもいられない気持ちになる。

 最悪!!!
 誰が見てっかわかんないのにっ
 外でなんて!!!!!
 
無理やり犯されたということよりも、屋外の、
それもこんな見通しの良い場所でやられたと言うことに腹がたつ。
上から投げ捨てられた、元着ていた
従者の服をいそいで着ながら密は白虎をにらんだ。

しかし、にらんだ目は ある部分を見て かたまってしまった。

 で、でかいっっ
 人型のときですら、かなりでかかったのに、
 この姿だったら、かるく その3倍はあるんじゃ??!

考えて、ぞーっとする。
もし、虎の姿のままで挿入されたら、密のそこは切れるだけじゃなく
ちゃんとした機能を果たせなくなるくらいめちゃくちゃに
壊れてしまったかもしれない。

 ひぇええええーーっっ

青ざめて、心の中で叫びながら、密はウェイトレス服にからまったままの、
都筑の青い扇子を、ウェイトレス服ごと手に持ち、
白虎が気づいて起きる前に、ダッシュでその場を逃げ去った。