| ××まっしぐら |
| カタカタカタ・・・ 静かな部屋にパソコンのキーをたたく音がひびいている。 「ふう」 一つ、ため息をついて少年はうーんとその細い手を頭の後ろへ伸ばした。 「画面とずっとにらめっこじゃ、いいかげん疲れるよな」 大きい瞳をすこし細めて画面を凝視すると、文字だけが白い 、しかしバックスクリーンは 真っ黒な画面に ふだんならかけない眼鏡とさらさらした金髪がかすかに映しだされた。 ちょっと伸びすぎだな・・・ 少年は、眼鏡の真中ぐらいまでかかる前髪の毛先を指でいじった。 切ったほうがいいのかな〜 さらっと、指ですくいあげるように前髪をかきあげる。 本当なら、全体的にもっと短くしても良いと思っていた。 猫っ毛な髪にはこしがなく、朝起きて寝癖がついていようものなら ゆうに30分はその癖をとるのに時間をかけなければいけないのだ。 「やっぱ、ばっさり切っちゃおうかな・・・」 心のつぶやきを声に出したそのときだった。 「え〜〜!!切っちゃうの?!駄目だよもったいないっ」 突然の声にびっくりして目を白黒させながら密は後ろをふりむくと 後ろには、密の髪をさわりながら「こんなに綺麗なのに」とつぶやく 春物のスーツを身にまとった黒髪の青年―都筑が立っていた。 「なんだよ都筑」 「なんだなんてひどい〜〜〜」 きゅうんと、椅子に座っている密を後ろから 抱きしめるようにおおいかぶさる都筑に 多少げっそりしながら密は言った。 「離せよ。続きやらなきゃいけないんだから」 「え?え?"俺"をやるの??」 都筑はニヤニヤしながら、密の髪に鼻先をうずめる。 「お前(都筑)じゃなくて"続き"だ馬鹿!!!」 密は顔を赤らませながら軽くひじてつをくらわせたがそんなものはものともせず 「じゃ、俺が密君をやっちゃお〜っと」 語尾にハートマークをつけながら都筑は密のストライプのTシャツの下から 手を入れ始めた。 「な、何するんだよっ」 「『何』って?・・・う〜ん。マッサージ?」 言うが早いか、都筑の手はつつーと密の乳首に指をはわせ、 ふくらみなどない胸をもむ。 「どこがマッサージだよっ離せ!」 軽く抵抗をこころみたが、急に乳首をぎゅっと握られ、 突然の痛みを伴った快感に言葉を失う。 「ひ・そ・か。これはれっきとしたマッサージだよ♪」 ―ただし性感マッサージだけどね。 そうつけくわえながら、都筑は密のジーンズのボタンに手をかけた。 「や、やめろ!離せぇっ」 密は必死でボタンをはずされるのを守る。 「密ったら、『離せ』しか言えないの? 馬鹿の一つ覚えみたいだよ?」 くすくすと都筑が笑う。 「ば、馬鹿に馬鹿って言われたくな・・・!!ひっっ」 密の罵声が軽いあえぎに変わった。 都筑が、ジーンズにかけていた手をはずしてまたもや責める場所を 乳首へと変えたのだ。 くりくりといじられているうちに、ピンク色だったそこが赤く充血してきた。 どうしようもなく腰がくねる。 「や・・・めろ て ば っっっ!!」 もうすでに迫力など無い声でそう言っても都筑を喜ばすだけである。 首筋にキスが落とされた。そのまま耳の下までかるく舐め上げられる。 「や、あ!!」 すでに快感に溺れかけつつある密にはそれすらもひどく感じられてしまう。 「密ったらこれだけで感じちゃうんだ。」 嬉しそうに都筑は、さっきはこばまれたジーンズに手をかけた。 密は、もう一度抵抗しようと思ったが耳に息をふきかけられ 不覚にも感じてしまい、あえなく失敗に終わった。 チャックをはずされ下着の上からやわやわとペニスを触られる。 だんだんとその触れが密のペニスの形になぞらえてしごかれていく。 布一枚をへだてた間接的な快感に我慢しようにも腰が軽く揺れる。 「んっく・・・」 「密。可愛い。」 男に可愛いなんて言うな!!と言い返してやりたいが それすらも小刻みなあえぎに変わってしまった。 突然、キィっと椅子が後ろにひかれ 何が始まるのかとほおけかけた頭で考えていると 都筑は膝を立てて 密の前に座った。 「なめてあげるね」 なぞるように舌を這わされる。 「や。都筑っ。い や っっ」 わざとらしくぴちゃぴちゃといやらしい擬音。 いやいやと首をふる自分が妙にめめしい気がして、密はきゅっと瞳をつむってその 直接的な刺激に耐えた。その表情がさらに都筑をあおっていることに気づいていない。 「いやらしい顔」 「な・・・?!ば、か やろ・・ !」 言葉のところどころにまざるあえぎ。 顔を隠そうと両手で顔を覆うと、眼鏡の冷たい感触が手に触れた。 「眼鏡をかけた密ってのも良いね。 優等生をいじめてるみたいで、燃えちゃう。」 「イメクラしたいならよそへ行けよ!!」 都筑の言葉にかっとなって、今度はまともな声でそう言えた。 「やだな〜。密だから良いんじゃん♪」 ニヤリと都筑にしてはめずらしく(密にたいしてはめずらしくないが)いやらしい微笑みをうかべた。 「椅子に座ったままじゃなんだから立ってね」 後ろから抱き上げる格好で密を立たせ、机の端に手をかけさせた。 言われるがままにする。 この状態からはどうあがいたって都筑から逃げる事なんて無理だし、密自身、 早く自分の中にたまる欲望を放出させたかった。 「ひぅっっ」 冷たく、そしてとろりとした液体がおしりのふくらみの間を伝う。潤滑液がわりのローションだ。 こいつ。こんなものまで用意してたのかよ!! 冷たいローションが密の体温と都筑の指でくちゅくちゅと音をたてながらあたたまっていく。 「すごーい。密のここ。どんどん俺の指を吸い込んでいく」 恥ずかしい言葉を平気で口に出す都筑に抗議をしようとふりむいた顔に、都筑の顔がかぶさった。 都筑の舌が密の鼻先をつつっとなぞりそのまま口腔内へと入り込む。 舌と舌がからまる。その間も都筑は密の後ろを悪戯することを忘れてはいない。 上も下も責められる快感にどうしようもなく理性がふっとびそうになる。 「う・・はあ!嫌、だっ」 右手の指だけで犯されていたそこに、左手の指がくわわり、左右にひろげられた。 そのまま、3本指が挿入させる。 挿入したまま指でぐるりと中を掻きまわされ、密は下唇を噛み喉をならした。 「は・・・ううっ」 いいかげん、もっとちゃんとした刺激が欲しい。 「密。そろそろ欲しい?」 言葉を口にだすのが嫌で、快感にふるえながらうなずく。 「え?ちゃんと言わなきゃわかんないよ?」 わざとらしく、可愛い声で都筑はささやいた。 「っ!!」 「密?」 クスクスと憎たらしい笑いをこぼして密の肩に鼻をつける。 「・・・い・・・れて・・・」 え?何を?と都筑は笑いながら耳元で言った。 腹はたつが、早く感じたい。 後で絶対殴ってやる!! 「つ・・・づきのを、俺の 中にい 入れて・・・」 OKと、嬉しそうに都筑は自分のものを密の後ろの穴にあてがった。 ゆっくりと挿入される。 「ん・・・ぅう」 圧迫感が下半身にひびく。苦しさに息をつめていると、ペニスに手がのびてきた。 「息、はいてね。」 都筑はそう言って、親指で密のペニスの先をいじる。 「んんん・・・・ は、はぁ、あああ !!!」 息をはいた瞬間、都筑のものが ずずっと中を侵食していった。 「あ・・・あ、あ、あ、いや・だ・・!」 出し入れのリズムで声がもれる。中にある都筑の感触が生々しく、快感をひきおこし、 前も後ろも責められて、もうどうにでもしてほしいという気分におちいってしまう。 「密ったら。もうトロトロだね。 こうしたら、どうなっちゃうかな〜」 そりゃっと、小さくつぶやいて都筑の腰がいやらしくストロークをはじめた。 「あ!! つ・・・づき・・・! ああっ・・・は、ああぁ」 頭の中までぐちゅぐちゅに掻きまわされている気がする。 先走りで、都筑の手がさらに小気味良く密のペニスを摩る。 そのまま手をすべらせて、もうすでに都筑のものが挿入されている赤く色づいた密のアナルに 意地悪く指が挿入された。 「はあ・・・・・そ、それ、・・・やめ ろ ! 」 密のあえぎに混じって、二人の交わった部分から溢れ出すようにじゅくくっと音がもれる。 「おかしくなっちゃう?」 「う・・ん。 ば、かやろ・・・も、はやく!」 いかせてくれと続けた密の、羞恥に赤くそまった耳に軽く口付けて都筑は腰の動きを早めた。 それにつられて、密の腰の前後の動きも早まる。 「はぁ!んんんん・・・・あ、あ、あ、あああ!!」 擦れあがった内壁が、加速度を増してさらにいやらしく音をたてる。快感も加速度を増す。 「は、あ、ああああああ、あああ!んぅぅ!!」 「密。いって・・・」 さらに都筑が腰をはやめた。 「は、いく!!んんんんっっ・・・・・!!!」 「っく、しまる・・・」 ひときわ高い声で大きくあえぎながら密はたっし、それに続くように都筑も己の欲望を どくどくと密の中に放出した。 「お前のせいだからな!!!」 密は、歪んだ眼鏡のフレームに怒りのため息を落とした。 「ごめんね〜密君。」 悪いとは思ってなさそうな声で、都筑は両手をあわせ上目遣いで密をみつめた。 「・・・悪いと思ってるなら、これの続きお前がやれよ。」 そう言って密は親指でパソコンを指差した。横には資料のファイルが山積みにされている。 「このファイルにあるのを、全部パソコンにうつしかえるんだ。 それくらいお前にもできるだろ?」 ふえ?!っと、都筑は小さく叫んだ。 それは密なら半日で終わるような量だったが、パソコンなんてほとんどいじらない 都筑にしてみれば最低1日はかかる大仕事だ。 「俺は、今から寝る。 誰かさんのマッサージのおかげで、よく眠れそうだしな。」 ひそかくーん!!と、半泣き状態の都筑を残して密はぱたんと部屋の戸を閉め廊下に出た。 部屋の中からは、まだ「ひそかぁぁ!」と、あわれそうな都筑の声が聞こえてくる。 ・・・鍵閉めておくか。 ファイル整理にあきた都筑が、寝ている密にちょっかいをかけに来ないとも言い切れない。 密は、外から鍵をかけた。それに気づいた都筑ががちゃがちゃと中からドアノブをまわす。 「密〜〜〜〜〜〜〜〜ぁぁ!!」 ドアに阻まれ、くぐもった声がいっそう憐れだ。 「おれが起きたら開けてやるよ」 ひそか〜〜と、まだあきらめない都筑の声に軽く鼻先で「ばーか」と笑って密は歩き出した。 密は、軽くシャワーをあびてベッドの上に倒れこんだ。 疲れた体と頭がベッドに吸い込まれていく。 起きたら、鍵を開けて都筑を解放して、 そのあと髪を切りに行こう。 ・・・せめて、前髪が目にかからない程度に。 密は、すうっと寝息をたてて夢におちていった。 |
突然、エッチシーンが書きたくなって書いた話。適当さがあらわれまくってますな。
プロットたてずに書いたのはこれが初めて。
眼鏡をかけた密ってどうなんでしょう?
010327(火)