| 「あ・・・直 江 !!」 直江のものが高耶の中へゆっくりと進入していく。 もう何度となく行為を重ねてきたので、体が直江の形に 慣らされてしまっていた。 とは言え、挿入時の違和感だけは何度やってもつらく、 どうしても息をつめてしまう。 「高耶さん。」 直江の手が、高耶の性器にのびた。 『直江に触れられている』その真実だけで高耶はぶるっと快感に 身震いしてしまいそうになる。 いったん挿入をやめ、 直江の手が、高耶の敏感なそこをやわやわと揉みしごく。 「っん・・・」 「高耶さん。」 直江が、愛しさをこめて高耶の名を呼ぶ。 口唇だけじゃなく、額や頬、いたるところに軽い口付けをおとしていく。 高耶はそれだけでびくびくと体をしならせた。 まるで直江の『愛情』が『快楽』をうみだすかのように。 「もっと、俺の名前をよんでくれ。直江・・・」 「高耶さん。」 「もっと」 「高耶さん。高耶さん。たかや・・・・」 高耶は、自分から激しく口唇をあわせた。 舌で直江の舌をからめとると、直江もそれに応じるように 高耶の口腔内をまさぐった。 交換しきれぬ唾液が、ちゅぷっと音をたてて首筋に伝い落ちる。 直江は、それを追いかけるように高耶の首筋に舌を這わせ、そのまま 高耶の胸の突起へとむかわせた。 突起へとたどりつくと舌の真ん中でぞりっと舐め上げた。 少し、大ざっぱな快感。 そのあと舌先でつつくように舐め、口に含んだ。 もぞもぞと腰のあたりがこそばゆい快感につつまれる。 口の中で舌に弄ばれる。 ちゅちゅっと吸い上げたと思うと、かりっと軽く歯でかまれたりする。 直江は、高耶の体を知り尽くしているように思える。 「は、ああ・・・」 高耶は、自分の胸元にある直江の髪をくしゃっと指でつかんだ。 その髪が揺れ、綺麗に整った顔が高耶をみつめた。 「気持ちいいですか?高耶さん。」 「聞・・・・く な 。」 高耶は目を閉じて肯定の意味をしめした。 直江の両手が高耶の頬を包み、顔を近づけた。 眼帯の上から、左目にキスをする。 「何もかも、愛おしいです。高耶さん。 あなたの、目も。」 高耶が直江の顔に触れようとした手を直江が手で受け止めた。 「指も。」 高耶の指を口腔に含む。 「腕も。」 口付けを腕へとなぞらせていく。 「体も、胸も。」 どんどん下へと下らせていく。 性器に触れるかと思った瞬間、すれすれのところを通り太ももの内側で止めた。 「本当に、何もかも。」 太ももに吸い付いた後、直江は高耶を見上げた。 「お、俺は・・・」 高耶は言葉につまってしまう。 言葉に出すと、なんだか嘘くさくなる気がした。 だけど、なぜか直江の言う事は心地良く心に響く。 直江は、くすっと笑って言った。 「素直になれない性格も、好きですよ。」 直江が、高耶のものを口に含んだ。 絶妙な舌使いに、高耶の腰がくねってしまう。 「あ・・・ふ・・」 「我慢しないで下さい。」 直江は、舌を性器の裏側からなぞって高耶の蕾にすべりこませた。 「あ、ああ・・・・!!」 舌とともに指がわりこんでくる。 舌の柔らかさとぬめり、指の強引でそれでいて優しい動きに とろけそうになる。 指だけを残して、舌はまたもや胸の突起へとむかった。 胸と下を同時にせめられて、どうしようもなく快感が体をおおう。 「ふ・・・んん あ・・・ 直 江・・・・っ」 直江は、充分ほぐれたそこに自分のものをあてがった。 「高耶さん。」 「な ・・おえ・・・」 高耶のそこが直江のものをじゅぶじゅぶと飲み込んでいく。 「高耶さん??」 直江が心配そうに高耶を覗き込む。 高耶は泣いていた。 「もしかして、つらいですか?」 直江が、高耶の額を かかった黒髪とともになでる。 高耶は静かに首をふった。 「・・・もっと、してくれ。」 直江は軽く口付けをした後、一気に腰を進めた。 「あ、ああああっつ」 中を擦る、直江という存在に必死にからみつく。 「高耶さん。愛してます。」 その言葉だけで、高耶は達してしまった。 「んっっ」 「あなたの中でとろけてしまいそうですよ。」 耳元でささやかれる甘い声が快楽中枢に拍車をかける。 グラインドがかった直江の腰つきで、高耶はもう何度いってしまったか 覚えていない。 口を軽く開き舌で直江の口唇をなぞりキスをねだる。 直江はうれしそうにその口唇をついばんだ。 「ん、あ。ああああああああああ!!!!!」 とびきり長いあえぎの後、高耶は気を失った。 高耶が次に目を覚ました時、直江は高耶の髪をいじっていた。 「・・・ん。直江?」 「はい。」 高耶は安心したようにもう一度シーツに顔をうずめた。 いつのまにかシーツは新しいものに交換されており、 高耶の体もしぼったタオルでふかれたのか精液などがきれいに ぬぐわれていた。 「高耶さん。」 「何?」 シーツの中に直江ももぐりこんでくる。 清潔なシャツのにおいとエゴイストのにおい。 「一体、さっきはどのような夢をみたのですか?」 直江の問いかけに高耶は軽く顔をそむけた。 「高耶さん?」 直江が、高耶の顔を自分のほうへとむけさせる。 高耶は少し考えて、言った。 「・・・お前が、いなかった。」 「俺が・・・?」 「そう!!!」 ―嘘は、ついてないよな・・・ そう思いながら高耶は体ごと直江のいる反対に向けた。 後ろから、直江が優しく高耶を抱きしめた。 「俺は、ここにいます。 ずっと、あなたのそばに。 あなたが俺のこといらないって言っても、しぶとくつきまといます。」 「お前、それって”ストーカー”っつって犯罪だぞ?!」 高耶は直江のほうに向き直った。 「そしたら・・・」 直江はにっこり笑ってこう言った。 「俺が犯罪者にならないように、あなたが俺を監視していてください。 ・・・永遠に。」 額に、ちゅっと小さく口唇がよせられた。 「ばかやろー。」 高耶は、直江の口唇に返事を返した。 |
| 01.05.20(日) |